2008年01月22日

無量塔

■高いけど。。。
昨年まで、こうした高級旅館に泊まるなんて、考えもしなかった。60歳以上で裕福な人、もしくは分不相応ながらも奮発した特別な記念日にだけ使うものだと思っていた。以前湯布院に遊びに来たときにも、この無量塔(むらた)の敷地をブラブラとした。センス良さそうな旅館だけど、高そうだなあ。こんな旅館には縁がなさそうだなぁとしか感じなかった。1組1泊10万円以上はする。でも結論から言うと、こうした高価でセンスの良い旅館にこそ、泊まるべきだと思った。中途半端は逆に時間とお金の無駄遣いだ。特に、誰よりも、毎日をハードに過ごしている人、充電期間が必要になった人。都心部で人気のリッツカールトンにステイして仕事や記念日も良いが、OFFで何もないときには、こちらに軍配が上がると思う。
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■高いだけの価値
高くても予約が取りづらいほどの人気。そこには必ず意味があるはずだ。それだけの価値を提供しているということだ。では無量塔で言う価値とは何だろう。結論から言うと「寛ぎ感」だと思う。「オーナーの仕掛けるいくつもの寛ぎ感」が、来て頂くお客様のハートにピタッピタッと合っているのだと思う。

■部屋で寛ぐ
全12室であるが満室のようだ。宿泊した部屋は「汲(きゅう)」。建て増しした新館で、最近のオーナーの思想が入っている部屋、そして雑誌でもよく紹介している部屋、代官山のデザイナーを使った部屋、調度品もオーナーのセンスで集めたという部屋。従来の部屋と違って純和風ではないが洋風でもない。和洋の境界を感じさせない。ホテルと旅館の境界もなくすようなニュータイプの部屋だ。
実際に使ってみると、部屋は決して広くは無い。しかし丁度良い広さだ。使い勝手が非常に良い。それぞれの各場所の使い勝手が非常に洗練されている。
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○リビングソファーに寛ぐ。
大画面テレビに向かってソファーに座る。部屋に案内されたときに貸し出しを受けたCDのクラシックやジャズを聞いても良い。窓の外を見ると、山が見え、庭にはイスとテーブルがあり、池の水中ライトがゆらゆらと揺れている。二人用のソファーと、一人用のソファーの使い分けも心地良い。気が向けば一段上になっている畳に用意された枕と毛布で寛ぐこともできる。もちろん飾り窓、植栽、掛け軸、絵画など、インテリアもセンスよく、バランスよく配置されている。
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○パウダールームに寛ぐ。
男女別に洗面とクローゼットが用意されており、ゆったりできる。洗面台や調度品も洗練されている。こんなに充実した広々したパウダールームは初めてだ。写真は画角の問題でその1/10ほどしか撮れていない。
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○お風呂に寛ぐ
ここは共用の大露天風呂がない。必要ないと思う。部屋でゆっくりと楽しむのが正しい。それだけの包容力がある。部屋で半露天にある風呂に入る。屋根は透明なガラスで天空が見える。屋根まで掃除が行き届いている。左壁は石を積み上げ、右壁は部屋が見えるガラス。そして正面の透明な引き戸を開けると、すぐ近くにテーブルとイス、そして植栽と山である。手前が落葉樹で、奥が常葉樹。手前が低い石壁で奥に板塀。計算されている。露天気分をゆったり味わえる。1〜3人で入るのに丁度良い広さである。源泉かけ流しを楽しみながら、ひと時を過ごす。ハーブを使ったシャンプーなども非常に気持ちが良い。
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                     天井のガラス面
○風呂上りを寛ぐ
湯布院のお湯は、アルカリ性単純泉でサラサラしているが、意外に体には良く効いている。火照った体、湯疲れした体を癒すために、リビングから庭に出てクールダウンしたり、畳で寝転がったり。至福のひと時である。
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○ベッドルームを寛ぐ
とにかく景観。大きな窓。迫る大画面の山。
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■部屋を出て寛ぐ
○Tan's barで寛ぐ
宿泊中のコーヒー&紅茶&ジュースは無料。男の目には大きなスピーカーと暖炉に目が行ってしまう。スピーカーは尋ねると古い映画館で使っていたものを手に入れたらしい。触ってみると暖炉のそばなので少し熱を持っている。音像が素晴らしい。その他の調度品も素敵である。ウエルカムドリンク的に使わせてもらった。夜のバータイムも良いのだろうが、時間不足でそこまで行けなかった。
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○談話室で寛ぐ
宿泊中のコーヒー&紅茶&お茶は無料。セレクトショップである蔵拙(ぞうせつ)の奥にある。ここにも小さな暖炉がある。オーナーのセンスで集めた雑誌を読むのが面白い。オーナーの考えていることが伝わってくるからだ。非常に感性に優れた人だ。帰ったら購読したい雑誌が何冊かあった。すぐ外のウッドデッキの景観も素晴らしい。夕食後と朝食後のひと時を過ごした。何故だか最も寛ぐお気に入りスペースだ。
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■食事を寛ぐ
○夕食
部屋食だった。部屋の和室の真ん中の畳を除けると、電動でテーブルが上がってきてセッティングされる面白い演出。非常にタイミングよく料理が運ばれてくる。料理の内容は奇をてらわず、丁度良いところを付いてくるものだった。ある高級旅館などは、これでもかこれでもかと驚きを提供する。それを求める人もいるだろうが、ここはリピートしやすい安心感のある食事だった。
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○朝食
フロントの裏にある茶寮紫扉洞(さりょう さいひどう)の個室での朝食。朝食といえどもサービス力に手を抜かない。挨拶の丁寧さはやり過ぎとも感じた。
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■点在するエリアでの寛ぎ感
宿泊ゾーン以外にも、いくつかの店舗がある。イタリアンレストラン、蕎麦屋、チョコショップ、洋菓子ショップ、ミュージアムである。チェックアウト後でないと、まず寄る時間はない。事業が成功して、順番に増やしていったのだろう。どれもが成功しているとは言いがたいが、オーナーのやろうとしている気概が伝わってくる。
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■スタッフによる寛ぎ感
最高の施設で、最高のサービスを提供しようというハートを感じさせる。自信が持てる商品力を提供しているという自負がある。良い施設というのはスタッフが自信を持って、お店の代表として、接してくれるのが伝わる。今回担当してくれた男の子も非常に感じが良かった。旅館というより、高級ホテルの物腰である。

■総括
今まで宿泊した旅館ではリピート欲求No.1である。とにかくオーナーの顔が良く見える(実際には見えないのだがテイストで感じる)施設で、伝わってくるものがとにかく心地良い。海外などの大資本を要するリゾートホテルにまだ及ばずの部分もあるが、近場でこれだけの寛ぎ感は非常に満足度が高い。
そう言えばこういう感想を書いていると、海外のリゾートホテルとの競争だと言い切っている星野リゾートの運営するホテルか旅館にも泊まってみたいものだと思った。対抗仕切れているのだろうか。

■データ
店名:由布院温泉 山荘 無量塔
住所:〒879-5102大分県由布市湯布院町川上1264-2
電話:0977-84-5000
料金:1人1泊2食付48,450〜70,185円(汲で55,695円)
時間:チェックイン15:00 チェックアウト11:00
posted by つぶら at 10:14| Comment(0) | TrackBack(1) | 温泉旅館 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Tracked: 2008-05-29 07:51
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